A-level/IBからの
イギリス医学部進学
イギリスの学校や、インターナショナルスクール、国際系の高校でA-level / IB / APといった国際カリキュラムを履修している高校生向けのページです。イギリスの大学が認めるカリキュラムを履修している場合、医学部への直接出願が可能。

Yui
グラスゴー大学医学部を卒業後、研修医として2年間の研修を終え、現在は専門医取得に向けて邁進中。イギリス医学部について詳しく解説します!
監修者:医学部卒業Yui
Reasons
イギリス医学部を選ぶ4つの理由
医学の道を志す日本の学生にとって、イギリスは非常に魅力的な進学先です。世界大学ランキング上位の名門大学が提供する医学教育は、最先端の研究と実践的な学びが融合した質の高いプログラムで知られています。
PBL (問題解決型学習) を通じた主体的な学びや、早い段階からの臨床実習を通じて、科学的思考力や診断能力、コミュニケーションスキルなど、実際の医療現場で求められる力をバランスよく身につけることができます。
イギリスの医学部で取得できる医療資格 (MBBSやMBChB) などの学位は、英語圏をはじめ世界中で高く評価されており、卒業後にはオーストラリアやドバイなど、国際的な舞台で医師として活躍する道も開かれています。
イギリスの医学部を5−6年で卒業した後、現地での2年間の研修を通じて、臨床経験を積みながら正式な医師資格を取得します。その後はイギリスで専門医またはGP(診療医)に進むことができます。
イギリス大学医学部に進学するルート
国際カリキュラムを履修
生物・化学・数学は必須
MBBS/MBChB取得
医療現場での研修
*日本の高校に通っている方も、British CouncilなどでA-levelを個人受験することで医学部への出願が可能となります。
Application
イギリス大学医学部の出願方法
UCASからの大学出願
UCASという全国統一の受験システムを通じて成績やPersonal Statement(パーソナルステイトメント)*を提出します。各大学で選考基準は異なり、自身のスキルに合った大学を選ぶことが重要です。
医学部以外の学部では5校に出願することができますが、医学部の受験は最大4校まで。そのため、ほとんどの方が滑り止めとしてもう一つ、Biomedical Sciences(バイオメディカルサイエンス)などの医学関連の理系学部にも出願をします。オックスフォード大学とケンブリッジ大学への出願はどちらか一方のみとなります。一次選考通過や面接の招待などの連絡が登録メールアドレス宛に届きます。
医学部は他学部よりもUCASの提出期限が早く、毎年10月中旬です。A-level等の国際資格を履修/修了している人は入学の前年に出願、ファウンデーションコースに進む人はコース開始約1ヶ月後に出願することになります。
*Personal Statement=志望動機書

Admission Requirements
イギリス大学医学部の入学要件
高い高校の成績
A-levelの場合
成績基準: 通常AAAまたはA*AA以上
必須科目: Chemistry (化学)必須。Biology (生物)、Physics (物理)、Maths (数学)のうち1科目以上追加が多い。
IBの場合
成績基準: 36~39点以上
必須科目: Chemistry (化学)とBiology (生物)が必須。
UCAT – 統一適性試験
UCAT(University Clinical Aptitude Test)は医学部受験用の適性試験。医師として必要とされる様々なスキルを測定することを目的とする。試験における最も困難な点は時間制限で、迅速かつ正確な判断力を試す重要な要素となっている。5つのセクションで構成。
・Verbal Reasoning(言語的推論)
・Abstract Reasoning(抽象的推論)
・Quantitative Reasoning(定量的推論)
・Decision Making(意思決定)
・Situational Judgement(状況判断)
※BMAT(Biomedical Admissions Test)は2024年度から廃止
Personal statement – 職業経験と課外活動
医学部特有のPersonal statementの必要事項は入学条件として重要視されており、面接で必ず聞かれるポイント。
NHS憲章の理念や価値観への理解と行動
・患者中心のケア、平等、尊重といったNHSの価値観への共感と具体的な経験
・医師を目指す明確な動機
地域社会への貢献・医療への熱意や関心
・ボランティア活動や地域社会での支援活動を通じて得た経験
・リーダーとしてプロジェクトを成功させた経験等で協働性や責任感をアピール
課外活動を通じた学問以外の興味や趣味
・多面的でバランスの取れた人間性を伝える
・スポーツ、音楽、アートなどの活動で個性や柔軟性をアピール
面接 – MMI/Panel
ほとんどの大学で必須。医師になりたい理由や過去にどのような努力をしてきたか、チームワークやリーダーシップ経験などが問われます。 以下の形式が一般的。
・MMI(Multiple Mini Interviews): 複数の短い面接を通して様々なスキルを評価
・Panel Interview: 面接官数名との質疑応答
質問例
・なぜ医師になりたいのか
・どのような努力をしてきたのか
・論理的な質問(例: タバコ喫煙者の治療はなぜするべきか、優先順位など)
・グループワークの経験
・リーダーシップを取った経験
・自身の弱みや強みなど
How to choose
医学部選びのポイント

大都市や地方都市、地域によって生活費や学習環境が異なるため、自分に合った環境を選ぶことが重要です。

オックスフォード大学、ケンブリッジ大学に代表される講義中心のスタイルまたは、PBL(問題解決型学習)スタイルで分けられます。多くの大学ではこの2つの混合型を採用しており、自分の学習スタイルに合った方法を選ぶことをお勧めします。

5年制や6年制、Intercalation (1年間の休学期間) の有無など、自分のキャリアプランに合ったプログラムを選びましょう。医学部の学位を持っている生徒を対象とする4年間のコース、Graduate Entry Medicine (GEM) プログラムもあります。

オックスフォード大学、ケンブリッジ大学、UCL、インペリアルカレッジロンドンなどの名門大学は、研究や教育の質で高い評価を受けているため、競争率も非常に高いです。
Tuition Fees
イギリス医学部進学の費用
| 授業料 | £45,000〜70,000 (約900〜1,400万円) |
| 寮費 | £12,500前後 (約250万円) |
| 生活費 | £7,500 (約150万円) |
| 年間合計 | 約1,300〜1,800万円 |
| 6年間*の総額 | 約7,800〜10,800万円 |
※これらはあくまで目安です。学校により要件は大きく異なります。5年間のコースもあります。
Pre-Medicineコース (医学部ファウンデーションコース) とは
以下、ファウンデーションコースの一例となります。
St Andrews: Medical Sciences
セントアンドリュース大学

- 高等学校卒業証明書(Senior 3)および高校からの推薦状
- 成績: 5段階中平均4.2または10段階中平均7.5以上、かつ、Chemistry (化学)および他のサイエンス1科目において5段階中4.2または10段階中7.5以上
- 英語: IELTS6.0(各セクション5.5以上)
- 授業料: £28,650(約573万円)
Career Path
医学部卒業後の進路・キャリアパス
医学部卒業(5-6年)
研修医1年目 (Foundation Year 1)
・いくつかの制限(例えば退院決定権がない、オピオイドの処方ができないなど)あり
・4ヶ月ごとに異なる診療科目をローテーション
・e-portfolio (電子ポートフォリオ) を用いて先輩医師などから評価
・必要な時間数のティーチング (先輩医師による学習セッション) にも出席必須
正式な医師免許取得
研修医2年目 (Foundation Year 2)
Specialty Training (専門医研修) プログラム
Clinical Fellow (クリニカルフェロー)
専門医・GP
医師として活躍
医師として活躍

Yui
グラスゴー大学医学部を卒業後、2年間の研修を終えました。現在は専門医取得に向けて頑張っています。イギリスでの医学教育は本当に充実していて、卒業後のキャリアも専門医を目指す人、GPになる人、海外で活躍する人など様々。
私の経験談は、モアエデュケーションが運営する留学メディアPASSPORTERでお読みいただけます!他の監修記事: ファウンデーションコースからの医学部進学
医学部卒業生 Yui
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