【大学紹介】University of Oxford (オックスフォード大学)
オックスフォード大学の魅力と歴史
オックスフォード大学は英語圏最古の大学と言われており、正確な創立時期はわかりませんが1096年には授業が行われていたという記録が残っています。イギリスにあるもう一つのトップ大学で、同じくカレッジ制を取るケンブリッジ大学とセットでOxbridge(オックスブリッジ)と呼ばれています。
有名な学部としてはPPE(Philosophy, Politics, and Economics)という哲学・政治・経済が挙げられます。オックスフォード大学は多くのイギリス首相を輩出しており、その多くがこの学部で学んでいます。またノーベル賞受賞者も多く輩出しています。オックスフォード大学で有名な学部は文系が多く、それと比較してケンブリッジ大学は理系が強いと言われています。
建物としてはBodleian Library(ボドリアン図書館)が有名で、古い伝統があり大英図書館に次ぐ規模を誇っています。校内ではBodleyやBodの愛称で呼ばれています。
ロケーション
オックスフォード市の中心地に位置しています。ロンドンからはオックスフォード駅まで直通の電車または市内に何箇所か止まるバスで約1時間半です。1つのまとまった敷地の中に校舎があるのではなく街中に大学の建物が点在しているため、まさに学園都市といった雰囲気が味わえます。中心地にはショップやレストラン、ショッピングモールもあるので生活には困りません。
世界ランキング
Times Higher Educationの世界大学ランキングでは2017年から8年連続で1位に選ばれてています。
https://www.timeshighereducation.com
QS World University Rankingsでは2024年は3位、2022年には1位に選ばれています。学部によってはQSのランキングでも1位を獲得しているところもあります。
https://www.topuniversities.com
学費/奨学金
Undergraduate(学部)
イギリス国内の学生: £9,250
留学生: £33,050から£48,620
日本人留学生が申請できる奨学金としては主にオックスフォード大学から出ているものと日本の財団から出ているものがあります。近年では柳井正財団や笹川平和財団からイギリスの大学に行く学生が増えており、経済的に正規留学が難しかった家庭も挑戦できるようになりました。
出願方法/選考プロセス
英国大学への出願ポータルであるUCASから出願をします。日本の高校卒業資格は認められていないため、A-levelやIBといった海外カリキュラム(統一試験)を履修する必要があります。
イギリスでは統一試験の成績によって合否が決まるので、大学ごとの受験はありません。ただ、オックスフォード大学とケンブリッジ大学のみ独自の入学試験を受ける必要があります。また、面接も実施されない大学がほとんどですが、オックスフォード大学含むトップ数校では面接が行われます。
また、留学生はIELTSの成績の提出が求められます。学部により例外はありますが、応募条件はIELTSスコア7.0以上となっています。
カレッジ制
オックスフォード大学というのは実は39個のカレッジの集まりです。それぞれのカレッジが1つのコミュニティーとなっていて、学生寮、食堂、図書館などの施設が入っています。選考も各カレッジによって行われるので、事前にカレッジの特徴について把握しておくことが大事です。
また、各カレッジに所属する形で教員が在籍しており、カレッジ内で生徒たちと食事をしたりイベントに参加したりします。有名なカレッジとしてはChrist Church(クライストチャーチ)が挙げられます。食堂がハリーポッターの撮影地になったのでご存じの方もいらっしゃるかもしれません。
オックスフォード大学では学科単位での講義のほか、Tutorial(チュートリアル)という少人数に分かれての講義(日本のゼミよりさらに小規模なもの)が行われています。チュートリアルではグループワークで課題をこなしたりディスカッションをしたりします。担当のチューターはメンターの役割も果たしており、勉強面や生活面で困ったことがあった時にいつでも頼れる存在です。
カレッジを選ぶ時には自分が入りたい学部の教員が在籍しているかや、教室までの距離、中心地までのアクセスを考えることをおすすめします。
オックスフォード大学の公式ウェブサイト:
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