【奨学金/ファウンデーションあり】マンチェスター大学|留学情報とランキング
創立1824年、200年の歴史があるThe University of Manchester(マンチェスター大学)は、産業革命時代から技術教育分野で世界に貢献してきました。イギリスの中でもかなり規模が大きく、400近くの学部コースがあり約4万2,000人の学生が学ぶマンモス校です。留学生はほぼ半数の約46%にのぼり、グローバル色が強いのも特徴。マンチェスター大学から誕生したノーベル賞受賞者はこれまでに26人で、この数はイギリスでトップクラスです。
今回は、マンチェスター大学のランキングや学部、入学要件、留学費用など情報を、実際にマンチェスター大学に通った日本人学生のリアルな声とともにご紹介します!
マンチェスター大学の学部
マンチェスター大学の学部は、Biology, Medicine and Health(生物学・医学・健康学部)、Science and Engineering(科学・工学部)、Humanities(人文学部)の3つです。それぞれ分野別に幅広いコースを提供しています。
分野 | 関連する専攻 |
会計・金融・ビジネス | 会計学、会計学・金融、ビジネス会計学、経営学、国際ビジネス・金融・経済学、国際マネジメント、マネジメント(人事、マーケティング、イノベーションなど) |
工学・IT | 航空宇宙工学、化学工学、土木工学、土木・構造工学、電気・電子工学、メカトロニクス工学、材料科学・工学、コンピュータ科学、ビジネス向け情報技術マネジメント |
生物・医学・健康 | 成人看護学、小児看護学、精神保健看護学、医療・健康科学(聴覚学、心理学、言語療法など)、生物医学、医療生理学、医学、歯科学、薬学、薬理学、微生物学、分子生物学、生化学、生物学、免疫学、遺伝学、神経科学、動物学 |
環境・地球科学 | 地球・惑星科学、環境マネジメント、環境科学 |
数学・物理・科学 | 保険数理学・数学、数学・統計学、数学・物理学、物理学、化学、天体物理学 |
歴史・文化・言語 | 歴史学、古代史、美術史、考古学、アメリカ研究、東アジア研究、日本研究、中国学、アラビア語学、フランス研究、ドイツ研究、イタリア研究、ロシア研究、宗教学・神学・倫理学、現代言語・文化、言語学・英語学、英文学・クリエイティブライティング |
社会科学・政治・法律 | 政治学、政治学・国際関係学、経済学、社会学、社会人類学、犯罪学、法学、犯罪学を含む法学、都市計画・不動産学、国際災害マネジメント・人道援助 |
芸術・人文学 | 演劇、映画学、音楽、建築学、リベラルアーツ、哲学、教育学 |
上記は2026年入学者向けの情報です。最新のコース内容については大学公式ウェブサイトをご確認ください。
専門分野以外も学べるUCIL
マンチェスター大学には他分野を掛け合わせて学習できるUniversity College for Interdisciplinary Learning(UCIL)プログラムがあります。学部課程コースの学生なら誰でも参加できるもので、単位としても認定されています。
UCILのプログラム例:
- 自信を持って伝えるコミュニケーション
- 自然の危機: 環境史における諸問題
- デジタル社会: ネットワーク化された世界における居場所
- 起業家: イノベーターとリスクテイカー
- 必須の企業家精神
- スポーツビジネス入門: イノベーション、マーケティング戦略、持続可能性
UCILに参加することで、柔軟かつ多角的な学びで専門分野の枠を超えた新しい視点が身につくはずです!
【イギリス国内7位】最新の世界大学ランキング
世界大学ランキングを発表している2大機関(QS、THE: タイムズハイヤーエデュケーション)の結果をもとに、世界、イギリス国内のランキングのほか、評価の高い分野もお伝えします。
世界大学ランキング・イギリス国内ランキング
世界大学ランキング | |
QS世界大学ランキング 2026年版 | 35位 |
THE世界大学ランキング 2025年版 | 53位 |
イギリス国内ランキング | |
QS世界大学ランキング 2026年版 | 7位 |
THE世界大学ランキング 2025年版 | 8位 |
https://www.timeshighereducation.com/world-university-rankings/latest/world-ranking
こちらの記事では最新の世界大学ランキングを50位までご紹介しています!
分野別ランキング
石油工学、看護学は世界トップ10。建築学、会計、工学、コミュニケーション・メディアの分野はイギリストップ5の評価です!
世界ランキング: 分野別
QS世界大学ランキング 2025年版 分野別 | |
石油工学 | 10位 |
看護学 | 10位 |
化学工学 | 16位 |
英語学・文学 | 18位 |
地理学 | 18位 |
材料科学 | 21位 |
化学 | 22位 |
薬学・薬理学 | 25位 |
機械・航空・製造工学 | 29位 |
解剖学・生理学 | 29位 |
言語学 | 29位 |
歴史 | 31位 |
医学 | 33位 |
イギリス国内ランキング: 分野別
THE大学ランキング 2025年版 分野別 | |
建築学 | 4位 |
会計・財務 | 4位 |
工学 | 4位 |
コミュニケーション・メディア | 5位 |
経営学 | 6位 |
地理学 | 6位 |
政治学・国際関係学 | 6位 |
物理科学 | 6位 |
社会学 | 6位 |
経済学・計量経済学 | 6位 |
コンピュータサイエンス | 6位 |
芸術・舞台芸術・デザイン | 7位 |
生物科学 | 7位 |
医学・歯学 | 7位 |
歴史学・哲学・神学 | 9位 |
言語学・文学・言語学 | 9位 |
新卒採用したい学生がいる大学TOP2(イギリス国内)
マンチェスター大学の学生は、新卒市場においても注目されています。イギリスの大学新卒者の採用市場に特化した市場調査会社、High Fliers Research2024-2025年のレポートでは、採用のターゲットランキングでイギリスTOP2に選ばれました。調査にはイギリスのトップ企業が多く参加しています。
そのほか、QS世界大学ランキング内「企業からの評価ランキング」では、ヨーロッパ内で6位の評価でした。
マンチェスター大学はどこにある?
マンチェスター大学のキャンパスは、イギリス北西部・マンチェスターにあります。ロンドンからは電車で約2時間、最寄のマンチェスター空港からはバスで約1時間の距離にあります。
マンチェスターは便利で住みやすい!
カルチャーと経済の面で「イギリス第二の都市」と呼ばれているだけあって、交通網が発達し不便なく住みやすいといった声が多いです。留学生の多い国際的な学生都市として活気があり、Oasis(オアシス)やThe Smiths(ザ・スミス)などイギリスの有名ミュージシャンを輩出した音楽の街としても有名!博物館やギャラリーも多く芸術を身近に感じられます。また、サッカー・プレミアリーグの名門クラブ、マンチェスター・ユナイテッドやマンチェスター・シティの本拠地ということもあり、スポーツ文化も根付いています。


Ryotaroさん
街と⼤学が⼀体になっているところも住みやすいと感じる理由です。ロンドンの⼤学だとキャンパスが街の中⼼から離れているところが多いのですが、マンチェスター⼤学はキャンパスの周りにいろいろな店や施設がそろっているので便利です。

Rickyさん
大学で意気投合する仲間を見つけて、バンドを組んで日々の練習に熱中しています。既に存在する曲を練習する一方で、バンド用に自分でも作曲します。また、自分より楽器演奏が上手な友人にコーチングを受けることもあります。
マンチェスター大学留学生お二人の体験談の続きは、モアエデュケーションが運営する留学メディアPASSPORTからお読みいただけます!
↓


マンチェスター近郊の「メディアシティUK」
かつて「世界の工場」と呼ばれていたマンチェスター。昔は産業革命で栄えた都市として知られていましたが、現在ではメディア産業の中心的存在として新しく再生しました。特に、マンチェスター近郊にメディア、テクノロジー、クリエイティブ産業の巨大な拠点「メディアシティUK」ができたことで、ブランド力を上げ経済・文化的な影響力をさらに強めています。メディアシティUKにはイギリスの放送局BBCやITVが入っているほか、多数の中小企業やスタートアップが集まっています。
自由度が魅力な課外活動
学生同士の交流に欠かせないSociety(日本で言うサークル)は、なんと400以上。入会前に色々なSocietyを試せる自由なプログラムもあります。スポーツクラブも60以上と豊富!そのほかボランティアやリーダー係への参加も可能なので、楽しみながら活動の幅を思いっきり広げられます。

私が思ったのは、日本のサークルには年度初めに入らないとそこから1年間入る機会を失います。でもイギリスは1年間のどのタイミングに入ってもいいです。なんならそのソサエティのメンバーでなくても活動に参加できて、結構オープンです。

マンチェスター大学は留学生が多いので、中国人ソサエティ、日本人ソサエティなど、その国の人たちの集まりもあります。そこは単なる同じ国の友達作りの場だけでなく、その国に興味がある人に対してもウェルカムです。
このお二人の体験談の続きもPASSPORTからお読みいただけます!
↓

マンチェスター大学の受験情報・入学要件
イギリスの学部課程に進学するためには、A-level(イギリスの大学入学資格)やIB(国際バカロレア)の成績を提示します。しかし、日本の高校生はそれらを証明できないケースが多いため、ファウンデーションコースと呼ばれる大学準備コースが一般的な入口とされています。英語力と進む専攻に関する基礎を身につけ、約1年のコース期間を経て3年間の学部課程へ進学し、最短で合計4年での卒業が目指せます。
ファウンデーションコースの授業風景とはいったい…?「ファウンデーションコース→ロンドン大学ゴールドスミスカレッジ進学」を叶えた学生の体験記は下記リンクからお読みいただけます!

マンチェスター大学進学向け: ファウンデーションコース(大学準備コース)
マンチェスター大学への進学を目指せるファウンデーションコースを提供する教育機関の中でもおすすめはINTOです。
INTOは、イギリス・アメリカ・オーストラリアなどの大学と提携し、留学生向けの進学準備プログラムを提供している教育機関。日本の高校卒業後、イギリスの大学に進学する一般的な方法は、1年間のファウンデーションコースを受けることです。イギリスではA-levelやIBが大学入学資格として認められていますが、日本の高校卒業資格はそのままでは認められないため、ファウンデーションコースが必要になります。INTOはそのファンデーションコースを提供し2005年の設立以来、4,300人以上の生徒がINTOを通じて世界の大学へ進学しています。
INTOのファウンデーションコースがおすすめな理由は、マンチェスター大学と提携しており、コース修了後に学部への入学が保証されている点です。マンチェスター大学を第一志望として目指す方にはぴったりのコースになります。分野別で8つのプログラムがあり、修了試験に合格することでそれぞれの分野に関連する学部課程コースへの進学が保証されます。
マンチェスター大学以外の大学にも出願したいという方も、ご安心ください。イギリスの出願システムでは全部で5校まで出願できるので、その他の大学へも同時に出願可能です。また、マンチェスター大学は受けてみたいけど第一志望ではないよという方は、入学保証のない通常のファウンデーションコースもございます。コースを迷われている方は弊社の無料カウンセリングにてご相談いただけまます。
【INTO Manchester international foundation programmes – INTOマンチェスター: インターナショナル・ファウンデーションプログラム】
プログラムの種類 | 学費 | 必要な英語力の目安 |
International Foundation in Aerospace, Chemical and Civil Engineering (航空宇宙・化学・土木工学) | £28,950 (550万円) | IELTS5.0(ライティングは5.0以上、その他の項目は4.5以上) |
International Foundation in Biosciences (生物科学) | £27,495 (522万円) | IELTS6.0(すべての項目で6.0以上) |
International Foundation in Humanities and Social Sciences (人文・社会科学) | £29,950 (570万円) | IELTS5.0(ライティングは5.0以上、その他すべての項目で4.5以上) |
International Foundation in Maths and Computer Science (数学・コンピュータサイエンス) | £29,950 (570万円) | IELTS5.0(ライティングは5.0以上、その他すべての項目で4.5以上) |
International Foundation in Mechanical and Electrical Engineering (機械・電気工学) | £28,950 (550万円) | IELTS5.0(ライティングは5.0以上、その他すべての項目は4.5以上) |
International Foundation in Pharmacy (薬学) | £27,495 (522万円) | IELTS6.0(すべての項目で6.0以上) |
International Foundation in Physical and Natural Sciences (物理・自然科学) | £28,950 (550万円) | IELTS5.0(ライティングは5.0以上、その他すべての項目は4.5以上) |
International Foundation in Psychology (心理学) | £29,950 (570万円) | IELTS5.0(ライティングは5.0以上、その他すべての項目は4.5以上) |
※学費は2025年9月現在1ポンド190円で計算しています。
入学要件においては、各コースで求められる英語スコアをクリアするほかに、高校での良い成績も重視されます。詳しい入学要件については各コースの出願要件をご確認ください。
モアエデュケーションはINTOの公式パートナーとして、ファウンデーションコースへの出願を希望する皆さまへのサポートを行なっております。ご興味がある方はお気軽にお問い合わせください!
学部課程の入学要件
A-levelや国際バカロレア(IB)を履修している方は、マンチェスター大学の学部課程へ進学できます。専攻と関連性のあるA-levelやIBを取っている必要があり、求められる成績も変わります。学業成績のほかには、パーソナルステートメント(志望動機書)での審査とコースによっては面接があります。
マンチェスター大学の留学費用
マンチェスターの物価は首都ロンドンと比べるとお手頃です。1年の学部課程コース期間でだいたいどれくらいの生活費がかかるのか、学部課程コースの一部の学費と一緒にご紹介しています。
項目 | 学部課程コース期間1年(21週)費用目安 |
一部のコースの学費 | ・歴史学: £27,800(528万円) ・リベラルアーツ: £27,800(528万円) ・法学: £28,400(540万円) ・環境マネジメント: £32,600(619万円) ・会計学: £33,100(629万円) ・成人看護学: £33,600(638万円) ・航空宇宙工学: £35,700(678万円) ・数学: £36,300(690万円) |
アコモデーション(自炊の場合) | £7,875 (150万円) |
食費 | £1,700 (32万3000円) |
交通費 | £700 (13万3000円) |
娯楽・交際費 | £1,100 (21万円) |
携帯電話料金 | £350 (6万7000円) |
服代 | £460 (8万7000円) |
ヘルスケア | £130 (2万5000円) |
教材費 | £160 (3万円) |
休暇・イベント | £140 (2万7000円) |
合計 | £770万円〜 |
※2025年9月現在1ポンド190円で計算しています。コース費用の更新や物価、為替変動、各自のライフスタイルにより内容は変わります。あくまで目安として参考にされることをおすすめします。
INTOでは、ファウンデーションコースの学費が割引になる奨学金キャンペーンを実施しています。また、ファウンデーションコースを修了し学部課程への進学が決定した場合、大学の学費に対しても割引を受けられるチャンスがあります。詳しくはINTOの公式パートナーであるモアエデュケーションまでお問い合わせください!
マンチェスター大学でダイナミックに学ぼう!
マンチェスター大学は世界トップ50、イギリス国内トップ10に入る有名企業も熱視線を送る名門校です。幅広いコースと多角的な学びを提供しているダイナミックな大学。そんなスケールの大きい大学だからこそ学べることが豊富にあり、たくさんの出会い、交流が生まれています。ロンドン以外である程度都会の大学を探している人にもおすすめ!活気あふれるマンチェスターで、最高の留学生活を実現しましょう。
モアエデュケーションでは、イギリストップ大学の学生が家庭教師となり、イギリス留学を目指す方のサポートを行なっています。マンチェスター大学の現役大学生も在籍しています。実際に通っていたからこそわかる生の情報と知識、経験でほかにはない指導が強みです。ぜひお気軽にお問い合わせください。
マンチェスター大学の公式ウェブサイト: