【世界8位】UCL|入学情報と日本人留学生の声(ユニバーシティカレッジロンドン)
イギリス・ロンドンに初めてできた大学、 UCL(University College London)の歴史は長く、2026年で創立200年です。2026年発表の大学ランキングでは世界8位。教育学に強いほか、建築、考古学、医学分野でも高い評価を得ています。また、地球環境や社会に配慮し、最もサスティナブルに強い大学としてイギリス国内トップに選ばれています。
学生数は5万人を超え、約半数はイギリス国外からの留学生と国際色が強い大学です。ロンドン内の17の教育機関が所属するロンドン大学の一部で、宗教や性別にとらわれない平等的な教育を特徴としてきました。
今回は、実際にUCLで学んできた日本人学生の声も交えながら、 UCLの大学留学情報をお伝えしていきます!
UCLの最新大学ランキング
UCLは主要な大学ランキングでETH Zurich(チューリッヒ工科大学)と並ぶ世界8位タイにランクインし、イギリス国内では4位に選ばれています。分野別ランキングでは、教育分野で世界トップとなっており、2026年で13年連続の1位です。他には、建築や考古学、薬学を筆頭に高い評価を受けています。
世界大学ランキングとイギリス国内ランキング
| 世界大学ランキング |
| ・QS World University Rankings 2027(2026年発表) 8位タイ ・THE世界大学ランキング 2027 17位 |
| イギリス国内大学ランキング |
| ・QS World University Rankings 2027(2026年発表) 4位 ・THE世界大学ランキング 2027 4位 |
https://www.timeshighereducation.com/world-university-rankings
分野別ランキング
世界ランキング
| QS World University Rankings by subject 2026 |
| 教育・トレーニング 1位 建築・建築環境学 1位 考古学 3位 美術史 3位 薬学・薬理学 3位 人類学 4位 地理学 5位 心理学 5位 医学 6位 生物科学 9位 芸術・人文学 8位 解剖学・生理学 11位 英語英文学 12位 |
| THE世界大学ランキング分野別 2026 |
| 芸術・人文学 8位 教育学 10位 法学 11位 医療・健康 8位 心理学 6位 |
イギリス国内ランキング
| THE世界大学ランキング分野別 2026 |
| 心理学 2位 芸術・人文学 3位 教育学 3位 法学 3位 ビジネス・経済学 4位 生命科学 4位 医療・健康 4位 物理科学 4位 社会科学 4位 コンピュータサイエンス 5位 工学 4位 |
https://www.timeshighereducation.com/world-university-rankings/by-subject
持続可能性ランキングでイギリス国内トップ
UCLは、ESG(環境・社会・ガバナンス)への取り組みを評価する「QSサステナビリティ・ランキング2026」で、イギリス国内1位、世界3位にランクインしました。
サステナビリティへの取り組みを大学運営や教育にも取り入れています。2018~19年を基準として、建物のエネルギー使用に伴う二酸化炭素排出量を56%削減したほか、2019年以降、1人当たりの廃棄物を66%削減しています。また、2030年までに建物やエネルギー使用に伴う排出量のネットゼロを目指しています。教育面でも、サステナビリティに関連する多数の授業・モジュールを提供しています。
UCLのキャンパスの場所

UCLのキャンパスは、ロンドン中心部と東ロンドンにあります。
メインキャンパスはロンドン中心部

1826年に設立された歴史あるメインキャンパスは、Bloomsbury(ブルームズベリー)という、中心部ながらも緑が多く落ち着いたエリアにあります。主な最寄り駅は、地下鉄Euston駅、Euston Square駅、Warren Street駅、Russell Square駅、Goodge Street駅です。
大英博物館や大英図書館など、世界的に有名な文化・学術施設にもアクセスしやすい立地で、貴重な展示物や書物を身近に感じられます。にぎやかなオックスフォード・ストリートやソーホーにも近い一方で、周辺にはひと息つける公園も多く、便利さと落ち着いた環境を兼ね備えていることが魅力です。
東ロンドンのUCL Eastキャンパス
2012年のロンドン・オリンピック・パラリンピックのレガシーとして整備されたQueen Elizabeth Olympic Park内にあるUCL Eastキャンパスは、2022年から開設が始まった新しいキャンパスです。現在は、UCLをはじめ、V&A East(ヴィクトリア&アルバート博物館の新しい分館)、BBC(英国放送協会)、Sadler’s Wells(英国を代表するダンス劇場)、UAL(ロンドン芸術大学)などが集まる新しい文化・教育地区「East Bank」の一角を形成しています。
金融街カナリー・ワーフで学ぶ経営分野
UCL School of Managementは、ロンドンの金融街Canary Wharf(カナリー・ワーフ)にも拠点を構えています。2026年には、Canary Wharfで学ぶ新しい学部課程「International Management BSc(国際経営学)」も開講されました。
カナリー・ワーフはUCL Eastから南下したところにあります。ロンドンを代表する金融・ビジネス地区で、世界的に有名なメガバンクや大企業がオフィスを構えています。歴史的な建造物はあまりなく、高層ビルが建ち並ぶ近未来的な街カナリー・ワーフ。東京やニューヨークなど世界有数のビジネス街に似た雰囲気があります。

UCLの大学寮
UCLにはそれぞれのキャンパスに近いHalls(寮)があります。個室かシェア、部屋の広さ、食事が付いているかなど条件によって金額は変わりますが、1週間の家賃は約£160(約3万2000円)〜です。※1ポンド=200円で計算
オンラインでの申し込み時には、それぞれの寮とキャンパスの距離が表示されるので、予算と合わせて考慮してみましょう。
最新の費用については大学公式ウェブサイトからご確認ください。

Haruhiさん
1年目は寮で、2年目から友達とフラットフェア(ルームシェア)をします。UCLの寮に申し込む時はフォームを記入するんですけど、その時に予算だったり、寮のどういう面を重視したいか、ソーシャルな感じがいいとか大学に近いのがいいのかとか、En suite(バスルーム付きの部屋)が絶対いいのかを入れます。その優先順位を付けるところもあったので、私は大学に近いという面を重視しました。
UCLで学べることは?学部と学費
UCLには11の学部に400以上の学部課程コースがあります。学費は年間で約590万円〜1,146万円です。学部とそれぞれの学費をまとめました。
学部と年間の学費
| 学部 | 留学生学費 (年間) |
| Arts and Humanities(芸術・人文学) | £32,000 – £42,700 約640 万円 – 約854万円 |
| Mathematical and Physical Sciences(数理物理科学) | £29,500 – £42,700 約590万円 – 約854万円 |
| Engineering Sciences(工学・科学) | £35,400 – £46,700 約708万円 – 約934万円 |
| Social and Historical Sciences(社会・歴史科学) | £32,000 – £39,200 約640万円 – 約784万円 |
| Life Sciences(生命科学) | £35,400 – £42,700 約708万円 – 約854万円 |
| Built Environment(建築環境学) | £35,400 – £39,200 約708万円 – 約784万円 |
| Brain Sciences(脳科学) | £32,000 – £42,700 約640 万円 – 約854万円 |
| Medical Sciences(医療科学) | £39,200 – £57,300 約784万円 – 約1,146万円 |
| Population Health Sciences(人口健康科学) | £39,200 約784万円 |
| Law(法学) | £32,000 – £35,400 約640万円 – 約708万円 |
| IOE: UCL Institute of Education(UCL教育研究所) | £35,400 – £42,700 約708万円 – 約854万円 |
※1ポンド=200円で計算しています。最新のコース費用については大学ホームページからご確認ください。
奨学金
UCLには奨学金制度がありますが、ほとんどはイギリス現地生向けです。日本人が対象の奨学金を出している団体には柳井正財団、笹川平和財団、Tazaki財団などがあり、学業成績が優秀な学生へ積極的な支援を行なっています。

Rankoさん
JASSOという日本の国費でやってる方の奨学金には10月に出していて、それがすっごい膨大な量の書類が必要で。A4の1ページのエッセイが4、5枚とか。しかも、それを英訳しなさいとかもあって、すごい膨大で。そこにすごい力をかけてやってたので、柳井はほぼそれの圧縮版というか。だから、あんまり新しいことを考え直したわけじゃなくて、ほぼそのJASSOのやつを圧縮して、ちょっと訂正して、UCASの内容もちょっとだけ絡めたりして作っていたので、1週間かからなかったかもしれないです。
UCLならではのリベラルアーツ
イギリスの大学では、入学時から特定の専攻分野を中心に学ぶのが一般的ですが、UCLのArts and Sciences(BASc)、いわゆるリベラルアーツ学科では、異なる学問分野を組み合わせて学べるのが特徴です。4つの幅広い学問領域からMajor(主専攻)を選択し、異なる分野のMinor(副専攻)と組み合わせて、人文・社会科学系と科学系の分野を横断して学びます。
学習分野は、以下の4つに分かれています。
- Cultures(文化・人文):文学、哲学、言語、文化研究など
- Societies(社会):経済学、政治学、社会学、国際関係など
- Health and Environment(健康・環境):心理学、生命科学、環境科学、神経科学など
- Sciences and Engineering(科学・工学):数学、物理、工学、コンピューターサイエンスなど
さらに、異なる学問分野をつなげて考えるためのCore(必須)科目も履修します。Coreでは、学際的な研究方法やデータ分析、数学的思考、外国語などを学びます。

Haruhiさん
Arts and Sciencesの ‘Sciences’の部分は、私はHealth and EnvironmentというPathwayなのですが、もう1つSciences and Engineering(理工学)というPathwayもあります。後者のほうは数学、物理、エンジニア系とかプログラミング系の理系です。Arts and Sciencesの’Arts’はHumanities(文系科目)という意味なので文理融合型で、理系としてはそのようなモジュールがあります。
また、Arts and Sciencesには、通常の3年間の課程に加えて、Study Abroad(海外留学)を組み込んだ4年間の課程もあります。Study Abroadを選択すると、3年次を海外の大学などで学び、帰国後にUCLで最終学年を履修します。留学先は、選択した外国語が話される国などから選ぶことができ、海外での学びを含めて計4年間で学位を取得します。

Nanaさん
私が今行っているコースが、1年留学を含んでいるコースです。みんな世界各国、結構選択肢があるんですけど、自分の選んでる言語であったりとか、自分のルーツがある国とかみんないろんな理由ですけど、1年留学に行って最終学年またロンドンに戻ってきて1年やって終わりっていうシステムです。韓国を選んだのは、元々韓国好きで中国語を第二言語でやってるので、アジアがいいかなと思って選んだ感じです。
サークル活動(Society)
UCLはSociety(日本で言うサークル)も活発で、スポーツ、食、アート、ゲーム、起業、ファイナンスなど幅広いジャンルから選べます。他の学生と交流を深め、ともに楽しみ、講義のなかだけではできない挑戦やプロジェクトにも打ち込めるのが、Societyのいいところです。

Rankoさん
AIESEC Societyていうものがあって、自分の大学の学生に対して、いろんな海外でのボランティアやインターンシップを紹介します。UCLの中で海外のボランティアに行きたい学生がいれば、他の国のAIESECのSocietyと連携して実際に送り出す手伝いをします。
Japan Society(日本人会)もあり、日本人学生のほか日本文化に興味がある多国籍の学生が参加しています。

Nanaさん
SocietyはJapan Societyだけ入ってます。pub会とかは友達作るチャンスなので行ったりとかしますね。UCLのは、ほぼ日本が好きな海外の学生がメインなんですけど、でもpub会とかは結構日本人が多くて。みんなそこでコネを作る感じですね。
起業家育成トレーニング
UCLでは、2020~2025年の5年間に410以上の学生スタートアップが立ち上げられています。学生や卒業生が起業に挑戦できる環境が整っており、無料のワークショップやプログラムを通じて、起業家としてのマインドセットやアイデアの創出・検証、マーケティング、ファイナンス、ピッチングなど、実践的なスキルを学ぶことができます。
起業を目指す学生だけでなく、起業しない場合でも、創造性や問題解決力、適応力、リスクを考えながら行動する力など、将来のキャリアに活かせるスキルを身につけられる点も特徴です。
UCLの歴史と有名な卒業生
UCLはロンドンで最初の大学で、1826年からの長い歴史を経て2026年には創立200年を迎えました。最初はLondon University(ロンドン大学)として創立されましたが、1836年に大学連合としてのロンドン大学ができ、そこに所属するカレッジとして現在のUniversity College Londonとなりました。
その頃の保守的なオックスフォード大学やケンブリッジ大学に対して、 UCLは早い段階から学問の自由を重視してきました。宗教に関係なく学生を受け入れた初めての大学かつ、男性と対等に女性に学位を与えるなど、平等の先駆け的な存在でもありました。
UCLが生んだノーベル賞受賞者は33人。日本の有名な政治家、初代内閣総理大臣・伊藤博文や、小泉純一郎元首相もUCLで学びました。
出典:https://www.ucl.ac.uk/about/who-we-are/history https://www.ucl.ac.uk/about/our-people/renowned-alumni


UCLの受験情報・入学要件

UCLの学部課程に進学するためには、A-level(イギリスの大学入学資格)やIB(国際バカロレア)のスコアを提示します。しかし、日本の高校生はそれらを証明できないケースが多いため、ファウンデーションコースと呼ばれる大学準備コースが一般的な入口とされています。
UCLのファウンデーションコース: Undergraduate Preparatory Certificates(UPC)
UCLのファウンデーションコースは計1年間で、その後3年間の学部課程へ進み、計4年で卒業となります。学部課程準備コースへの出願で求められる高校の成績は、平均3以上、学部課程コースに関連する科目で4以上です。数学をUPCで選択する場合のみ、数学1と2が必須です。
証明する英語力は、希望する学部課程コースによって変わりますが、IELTS総合6.0〜7.0です。そのほか、推薦状や志望動機書、コースによってはポートフォリオを提出し、テスト、面接へと進みます。

Ayatoさん
振り返ってみると、UCLのファウンデーションコースは決して楽ではなく、むしろ常にプレッシャーのある1年でした。予想成績や出願準備に追われ、生活のリズムを整えるだけでも大変でしたが、その分、努力が形になった時の喜びは大きかったです。特に印象的だったのは、多様なバックグラウンドを持つ友人や先生と出会い、互いに刺激し合える環境に身を置けたことです。英語力や学問的な基礎を鍛えるだけでなく、良い人間関係を築けたと思います。
A-levelとIB(国際バカロレア)の成績要件
A-levelやIBなど、UCLが認める大学進学資格を取得している場合は、ファウンデーションコース(UPC)を経ずに学部課程へ出願できます。UCLの学部課程進学のために求められるA-levelのスコアは、コースによりますが、A*A*AからABBの範囲です。学部課程コースで必要な各A-levelスコアに値する(IBDP)国際バカロレア・ディプロマのスコアは、以下をご覧ください。
AレベルとIBDPの比較目安例:
| A-level | IBDP |
| ABB | 総合34ポイント(3つのハイレベル科目で合計16ポイントを含む) |
| A*A*A | 総合40ポイント(3つのハイレベル科目で合計20ポイントを含む) |
卒業後のキャリア
UCLの卒業生は、医療、教育、IT、金融、経営コンサルティングなど、幅広い分野で活躍しています。2023~24年度の卒業生の就職先の例としては、Deloitte(デロイト)、EY(アーンスト・アンド・ヤング)、PwCなどの大手プロフェッショナルファーム、英国政府、Amazonなどが挙げられています。また、UCLのデータによると、学部課程卒業生の卒業後の給与中央値は年£35,000(約700万円)でした。

Rankoさん
まだあまりどういう形で公共政策に携わるかというのは模索中ではあります。例えば官公庁など実際に行政で働くというのも1つですし、シンクタンクやコンサルティング系の公共セクターで何かしらの形で日本の公共政策に携われたらいいなと考えています。バチェラー(学士)を終えて大学院に行く選択肢も、どちらも並行して考えています。
UCLのキャリアサポートでは、学生の就職活動を支援しています。履歴書の書き方や面接対策など、応募プロセスから、まだ進路を決めかねている人への相談も受けています。
UCLで「未来を変える学び」を
UCLの設立当初からの「誰もが学べる」というオープンな理念は、今も息づいています。世界中から集まる多国籍で多様な仲間とともに、UCLで輝かしい未来への一歩を踏み出しませんか?
世界的な学生都市ロンドンの中心で、最先端の知と自由な発想が交差するUCLだからこそ得られる体験があるはず。多文化に触れ、高水準の教育とフレキシブルな学びを最大限に活用し、理想の大学生活を実現しましょう!
モアエデュケーション運営のYouTubeでは、UCLに実際に通っていた留学生のインタビュー動画も配信していますので、ぜひご覧ください!学生によるウェブメディア PASSPORTERでもUCL留学生のリアルな体験談をお読みいただけます。
また、モアエデュケーションではUCL在学生含むイギリストップ大学の学生が家庭教師となり、イギリス留学を目指す方のサポートを行なっています。実際に通っていたからこそわかる生の情報と知識、経験でほかにはない指導が強みです。ぜひお気軽にお問い合わせください。
UCL日本人留学生Rankoさんのインタビュー記事:
UCL日本人留学生Haruhiさんのインタビュー記事:
UCLの公式ウェブサイト:










