IB(国際バカロレア)イギリス海外大学

【IB DP (国際バカロレア)】についてキングスカレッジロンドン卒業生が解説!

【IB DP (国際バカロレア)】についてキングスカレッジロンドン卒業生が解説!

 

Yuki
Yuki

こんにちは。今年King’s College London (キングスカレッジロンドン) を卒業したYukiです。Moi Educationのオンライン家庭教師で講師もしています。

 

<strong>Maki</strong>
Maki

キングスカレッジロンドンは世界大学ランキングで上位に入る名門大学です。日本の高校でIB(国際バカロレア)を取得してイギリスの大学へ進学したYuki先生に、IBの特徴や英国トップ大学に受かる勉強法を教えてもらいます

 

 

現役英国大学生によるIB試験対策ガイド


僕は2017年から2020年まで名古屋国際高校でIBコースを履修してディプロマを取得し、2021年から2024年までイギリスのKing’s College LondonでLiberal Arts学科を履修しました。2024年の8月に大学を卒業してGraduate Visaを取得した後、現在はロンドンで暮らしています。

 

 

 

イギリス大学受験に必要なIB DPとは?


IBDP (International Baccalaureate Diploma Programme)は世界中の大学で認められている大学入学資格IB Diplomaを取得するカリキュラムです。

2年間のプログラムで6科目(3科目をHL/上級レベル, 3科目をSL/通常レベルで履修)に加えてTOK (Theory of Knowledge – プログラムで学んだ内容を活かす哲学のような科目), EE(Extended Essay – 論文), CAS (Creativity, Activity, Service -ボランティア活動などをする課外活動のようなもの)の3科目を履修します。

僕はJapanese A, English B, MathのHL, Economics, Chemistry, MusicのSLを履修しました。

→IBについて

 

<strong>Maki</strong>
Maki

IBは高校2年生と3年生の2年間で履修するカリキュラムです。同じく最後の2年間で履修するカリキュラムで、イギリス含め海外大学受験に使える資格にはA-level(Aレベル)があります。

 

 


IBのプログラムと日本のカリキュラムを両立して勉強した中で、日本のカリキュラムは暗記ベースの科目が多いなと感じました。IBの場合、本試験でもMathやScienceでは公式が書いてあるブックレットが配られたりして、学んだことをどのように活用するかということに重きを置いているスタイルだった気がします。

 

 


僕の場合、インターナショナルスクールではなく、普通の日本の私立の高校のIBコースを履修していたので日本の高等教育課程の科目(国語、日本史、保健体育など)と両立してIBの科目を受けていました。

9時から1限があって、16時に最後の授業が終わるというスケジュールでした。授業が終わった後も論文の研究、予習・復習やCASの活動などで学校に居残りをして遅くて19時ごろに学校を出ていました。

 

<strong>Maki</strong>
Maki

日本の高校課程やA-levelと違い、IBはプロジェクトが多いことが特徴です。そのため、授業以外の時間でも積極的に研究やエッセイライティングを行います。

 

 

IB試験対策からイギリス大学出願まで


毎週末、家庭教師の先生と一時間レッスンをするというスケジュールでしたが、それまでに課題や過去問などを徹底的にやってわからないところを家庭教師の先生にひたすら聞くということをやっていました。自分でやってみて分からない箇所は先生に聞くというやり方で問題のパターンや解き方を覚えていきました。

 

 


僕の場合、11月にIBの試験を受けて1月の終わりまでに大学に出願するというスケジュールでした。IBの試験が終わるまでは勉強に専念してそこからイギリスの大学出願の準備をするという形を取ったのですが、先生に推薦文を書いてもらったりPersonal Statementを書いたりで色々忙しかったのでIBの勉強と両立して大学出願の準備を少しずつでも始めておけば良かったなと思っています。

 

<strong>Maki</strong>
Maki

IB試験は秋と春の年2回あります。日本の一条校で4月始まりの学校の場合は、11月試験のところがほとんどです。9月始まりの学校では5月に試験を受けるので、大学出願が先になります。

 

 

IB試験対策からイギリス大学出願まで


IBは試験に向けての勉強の他にも論文(Extended Essay)を書いたり、課外活動のCASに追われたりととにかく大変だった覚えがあります。ただそれを乗り越えて晴れてイギリスの大学に行った時、自分はIBで大学生活の予習みたいなことをしていたんだと気づきました。

よく入学することは簡単で卒業することが難しいと言われている海外の大学ですが、IBDPのおかげで早く大学生活に慣れることができましたし、そこから大学卒業までやり切ることができた部分があると思います。IBは大変ですが、それを乗り越えるとその先が楽になるので頑張ってください!

 

 


 

私たちモアエデュケーションは国際カリキュラムに強いオンライン家庭教師です。A-level試験対策をされたい方、これからA-levelに進級予定で予習をされたい方はお気軽にご相談ください。

 

 

 

IB(国際バカロレア)公式サイト

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