【KCL|キングスカレッジロンドン】留学情報と日本人留学生の声
イギリス・ロンドンにあるKing’s College London(キングスカレッジロンドン)は、1829年に創立された約200年という長い歴史を持つ大学です。約4万2,000人の学生が学んでおり、海外からの学生は約45%を占めています。世界各国から学生が集まる国際色豊かな大学であり、14人ものノーベル賞受賞者を世に送り出してきました。
特に医療分野に強く、最新のQS世界大学ランキングでは、看護学が世界2位、歯学が世界5位にランクイン。看護学と歯学はいずれもイギリス国内1位となっており、KCLを代表する分野のひとつです。
今回は、キングスカレッジロンドンへの大学進学を目指したい人に向けて、日本人卒業生の声も交えてリアルに解説していきます!
キングスカレッジロンドンのキャンパスの場所
ロンドン市内の5つのキャンパス
キングスカレッジロンドンのキャンパスはロンドン市内に5箇所あり、それぞれに学部や研究施設が設けられています。

・Strand Campus(ストランド・キャンパス): ロンドン・テムズ川にほど近いこのメインキャンパスは、ほぼ街の中心部にあり大変便利な立地にあります。まわりには、有名ミュージカルを上演している劇場や、観光名所のセント・ポール大聖堂、中華街など人気スポットがひしめき合い、人通りの多い場所です。



・Waterloo Campus(ウォータールー・キャンパス): 看護学・助産学・緩和ケア学部
・St Thomas’ Campus(セントトーマス・キャンパス): ウォータールー・キャンパスの近くにあり、医学・歯学教育が行われるほか、フローレンス・ナイチンゲールに特化した博物館も併設されています。
・Denmark Hill Campus(デンマークヒル・キャンパス): 精神医学・心理学・神経科学研究所
・Guy’s Campus(ガイズ・キャンパス): 生命科学・医学部、歯学・口腔・頭蓋顔面科学部、精神医学・心理学・神経科学研究所

KCLはキャンパスが街の中に散らばっていて、1つのまとまったキャンパスがあるわけではないです。メインキャンパスはStrand Campusといって、Holborn(ホルボルン)駅の近くにあります。そこにはDickson Poon School of Lawという法律の学校がついていて、主に文系のコースが入っています。理系はちょっと離れたLondon Bridgeという駅に学校があり、Waterlooにもキャンパスがあります。Oxbridge*みたいに、街全体に大学の建物が散らばっている感じです。
キングスカレッジロンドンはロンドン大学に所属
キングスカレッジロンドンは、複数の独立した高等教育機関からなる大学連合「ロンドン大学」に所属しています。それぞれの大学・機関は独自のアイデンティティと自治権を持ち、入学審査や学位授与、運営などは基本的に各大学・機関で行われています。
そのため、「ロンドン大学」という名前の一つの大学にすべての学生が通うというわけではなく、ロンドン市内などにある複数の大学・機関が、共通の歴史的背景や一部の制度・サービスを通じてつながっているイメージです。
キングスカレッジロンドンの学部と学費
キングスカレッジロンドンの学部は9つです。学部課程の学費はそれぞれの学部やコースによって約272万円〜1,336万円です。
| 学部・専攻 | 年間の学費(学部課程) |
| Faculty of Arts & Humanities (人文学) | £30,750 – £40,600 約615万円 – 812万円 |
| King’s Business School (経営学部) | £34,000 – £42,900 約680万円 – 858万円 |
| The Dickson Poon School of Law (法学) | £13,600 – £40,600 約272万円 – 約812万円 |
| The Faculty of Dentistry, Oral & Craniofacial Sciences (歯科・口腔・頭蓋顔面科学) | £45,400 – £66,800 約908万 – 1,336万円 |
| The Faculty of Life Sciences & Medicine (生命科学・医学) | £40,600 – £60,200 約812万 – 1,204万円 |
| Faculty of Natural, Mathematical & Engineering Sciences (自然、数理工学) | £30,750 – £42,900 約615万円 – 858万円 |
| Florence Nightingale Faculty of Nursing, Midwifery & Palliative Care (看護学・助産学・緩和ケア) | £35,900 約718万円 |
| Institute of Psychiatry, Psychology & Neuroscience (精神医学・心理学・神経科学) | £35,900 – £45,400 約718万円 – 908万円 |
| Faculty of Social Science & Public Policy (社会公共政策学) | £30,750 – £40,600 約615万円 – 812万円 |
※1ポンド=200円で計算しています。最新のコース費用については大学ホームページからご確認ください。1年目は主に上記の金額ですが、2年目以降値上がりするコースもあります。
奨学金
キングスカレッジロンドンには奨学金制度がありますが、ほとんどはイギリス現地生向けです。日本人が対象の奨学金を出している団体には柳井正財団、Tazaki財団などがあり、学業成績が優秀な学生へ積極的な支援を行なっています。
キングスカレッジロンドン|最新の世界大学ランキング

主要な2つの大学ランキング(QS世界大学ランキング・THE世界大学ランキング)から、世界、ヨーロッパ、イギリス国内、そして分野別の最新順位をご紹介します。
世界ランキング
- 37位: QS世界大学ランキング 2027(2026年に発表)
- 40位: THE世界大学ランキング 2027(2026年に発表)
ヨーロッパ内 ランキング
- 10位: QS世界大学ランキング 2027(2026年に発表)
イギリス国内ランキング
- 6位: QS世界大学ランキング 2027(2026年に発表)
- 6位: THE世界大学ランキング 2027(2026年に発表)
分野別世界ランキング
| QS世界大学ランキング分野別 2026 |
| 看護学 2位 歯科学 5位 医学 11位 |
| THE世界大学ランキング分野別 2026 |
| 心理学 9位 医学・健康 15位 |
看護学は世界トップクラス
キングスカレッジロンドンの看護学は、長年にわたりランキング上位の常連ですが、2026年版QS世界大学ランキング科目別ランキングでは世界2位・イギリス国内1位を獲得しました。
Florence Nightingale Faculty of Nursing, Midwifery & Palliative Care(フローレンス・ナイチンゲール看護学・助産学・緩和ケア学部)は、学部名にもなったイギリス人看護師フローレンス・ナイチンゲールが1860年に設立した、世界初の専門的な看護師養成学校を直接の前身としています。フローレンス・ナイチンゲールは、19世紀のクリミア戦争で傷病兵の看護や衛生環境の改善に取り組み、「近代看護の母」と呼ばれるなど、近代看護の発展に大きな影響を与えた人物です。
キングスカレッジロンドンの大学寮
学部課程の学生向けの寮は、ロンドン各地に複数あります。個室かシェア、部屋の広さなど条件によって金額は変わりますが、1週間あたりの家賃は£155〜£519(約3万1,000円〜10万7,000円)です。
※1ポンド=200円で計算しています。最新のコース費用については大学公式ウェブサイトからご確認ください。

Soさん
僕はファウンデーションコースからキングスの学部に入学しました。初年度、ファウンデーションの時は寮に住んで、そこの友達と2年目の大学1年生からフラット(アパートメント)を借りてフラットシェアしていました。
寮は一人部屋でバスルームが付いていて、10人くらいの単位でキッチンとリビングルームをシェアする形です。部屋はほぼ寝るだけみたいな感じで、普段はみんなリビングルームに行って雑談したり、料理したりしていました。
課外活動
キングスカレッジロンドンでは定期的にスポーツイベントが開かれています。目指すは「ロンドンで最もアクティブな大学」!スポーツを通じて身体、精神ともに健康を保ちながら、学生と教職員の枠を超えて大学全体で交流を深めていく狙いがあります。
本気でスポーツに打ち込む学生も多く、過去にはオリンピック金メダリストも誕生しています。ランニング、ヨガ、水泳、球技など、実に豊富なメニューから好きなものをタイムテーブルから選び、好きな時に参加できる自由なスポーツプログラムがあります。

Ayanoさん
新学期に開催されるWelcome fairに参加しました。これはSociety(サークル)などが集まってブースを作り紹介している新歓のようなイベントです。KCLには約400のSocietyがあります。スポーツの他、文化系やアカデミックなものもあります。気になっていたサークルがあればこのWelcome fairで話を聞くこともできますし、私は行くまで知らなかったサークルも見つけたので面白いなと思いました。
キングスカレッジロンドンの受験情報・入学要件

キングスカレッジロンドンの学部課程に進学するためには、A-level(イギリスの大学入学資格)やIB(国際バカロレア)のスコアを提示します。しかし、日本の高校生はそれらを証明できないケースが多いため、ファウンデーションコースと呼ばれる大学準備コースが一般的な入口とされています。
キングスカレッジロンドン付属のファウンデーションコース
キングスカレッジロンドンのKing’s International Foundation(ファウンデーションコース)は、希望する進路によって4つの分野から選べます。
| ファウンデーションコースの分野 | 目指せる学位の例 |
| Business & Economics ビジネス・経済学 | 会計学・金融学 経営学 経済学・経営学 政治経済学 社会科学 |
| Health, Life & Biosciences 健康、生命、生物科学 | 生物医科学 化学 地球規模健康・社会医学 心理学 スポーツ・運動医療科学 |
| Politics, Culture & Social Sciences 政治、文化、社会科学 | 文化・メディア・クリエイティブ産業学 デジタルメディア・文化学 国際関係学 法学 政治学 社会科学 |
| STEM & Natural Sciences *STEM・自然科学 *Science(科学) Technology(技術) Engineering(工学) Mathematics(数学)の頭文字 | 人工知能 コンピュータサイエンス 総合工学 自然科学 物理学 |
キングスカレッジロンドンの学部課程準備コースは計1年間で、その後3年間の学部課程へ進み、計4年で卒業となります。ファウンデーションコースへの出願で求められる高校の成績は、最終学年で平均4以上です(コースによっては特定の科目の成績が必要な場合があります)。
ファウンデーションコース受講に必要な英語力はIELTS総合スコア6.0以上かつ、すべての項目で5.5以上です。このレベルに達しない人には、Extended King’s International Foundationという、アカデミック英語および学習スキルの強化を含んだ準備コースがあります。その場合に証明する英語力は、IELTS総合スコア5.5(各項目で5.0以上)です。そのほか、推薦状や志望動機書を提出します。
ファウンデーションコースの学費は、King’s International Foundationが£29,850(約597万円) 、Extended King’s International Foundationが£34,550(約691万円)です。

Ayanoさん
ファウンデーションコースの学生は学部生と隔たりなく、同じようにキャンパスにある教室や設備を使って授業を受けていました。次年度からの学部課程に向けて大学での勉強や生活に慣れることができ、留学生としてはとても良かったと感じています。それまで書いたことのないアカデミックなエッセイの書き方もこの1年で学びました。
以下の記事では、Ayanoさんのキングスカレッジロンドン留学記がお読みいただけます!

Maki
モアエデュケーションではキングスカレッジロンドンをはじめ、幅広いファウンデーションプログラムへの出願サポートを行っています。IELTS対策も含め、お気軽にお問い合わせください!
A-levelとIB(国際バカロレア)の成績要件
イギリスの大学入学資格A-levelや、世界共通の教育プログラムIBを習得している人は、スコアを提示することで学部課程に進学できます。レベルは専攻によりますが、例えばQS世界大学ランキング2026の看護学分野で世界2位となった看護学コースでは、A-levelはBBC、IBは合計31点、または3つのHigher Level(HL)科目で合計14点です。
実際にIBを履修してキングスカレッジロンドンに入学した卒業生の体験談はこちらから↓
卒業後のキャリア
近年のデータでは、キングスカレッジロンドンの卒業生の87%が、卒業15か月後の時点で就業しています。また、卒業後のキャリアの見通しを示す指標では、イギリス国内11位にランクインしました。卒業生は幅広い分野で活躍しており、Goldman Sachs、HSBC、EY、Deloitte、KPMG、BBC、Louis Vuitton、WPPなどの企業・組織への就職実績が紹介されています。
また、看護学をはじめとする医療分野では、病院や地域医療、研究、教育、マネジメントなどのキャリアに進む卒業生もいます。キングスカレッジロンドンの看護学部では、ロンドンの複数のNHS Trust(国民保健サービスの医療運営組織)と連携しており、学生は実習を通じて臨床現場での経験を積むことができます。

イギリス現地の企業への応募は、KCLにあるポータルを利用していました。結局日本で仕事をすることになったのですが、その会社とはオンキャンパスリクルーティングで出会いました。
オンキャンパスリクルーティングは、大学に企業が来て採用活動をするものです。大学が主催しているものはイギリス現地の企業しか来ないのですが、Japan Societyが誘致しているものには日本の企業が来ます。海外進出や駐在をする、英語を使う機会がある会社がメインです。
他にもロンドンキャリアフォーラムといって、イギリスに日本の会社が来て説明会をしてくれるというのもあります。そういう元からある機会を利用して、就活を行いました。
Soさんは最終的に外資系のコンサルティング企業に就職されましたが、大学院進学も将来的に考えているそうです!
これからの世界をリードするキングスカレッジロンドン
世界の躍進のために、教育と研究の影響力でこれからも存在感を高めていくキングスカレッジロンドン。学生都市ロンドンの中心でグローバルな感覚を養いながら、未来のために何かしたい!そんな熱い想いを持つ学生を歓迎しています。
モアエデュケーション運営のYouTubeでは、 キングスカレッジロンドンに実際に通っていた留学生のインタビュー動画も配信していますので、ぜひご覧ください!学生メディア・PASSPORTERでも学生がキングスカレッジロンドンの学生生活を紹介しています。
モアエデュケーションには、プロの留学コンサルタントとイギリストップ大学現役生講師が一緒になって、イギリス留学を目指す方のサポートを行なっています。実際に通っていたからこそわかる生の情報と知識、経験でほかにはない指導が強みです。ぜひお気軽にお問い合わせください。
キングスカレッジロンドン卒業生Soさんのインタビュー記事:
キングスカレッジロンドンの公式ウェブサイト:










