IB(国際バカロレア)イギリスインタビュー海外大学海外生活

キングスカレッジロンドン卒業生に聞く!IBからの海外大学進学&留学生活体験談

キングスカレッジロンドン卒業生に聞く!IBからの海外大学進学&留学生活体験談

 

Yuki
Yuki

こんにちは。今年King’s College London (キングスカレッジロンドン) を卒業したYukiです。Moi Educationのオンライン家庭教師で講師もしています。

 

イギリスへの大学留学を決めたきっかけ


僕は2017年から2020年まで名古屋国際高校でIBコースを履修してディプロマを取得し、2021年から2024年までイギリスのKing’s College LondonでLiberal Arts学科を履修しました。2024年の8月に大学を卒業してGraduate Visaを取得した後、現在はロンドンで暮らしています。

 

 

 


僕は小さい頃から英語を勉強していましたが、特別海外経験はありませんでした。海外の映画や音楽が小さい頃から好きだったので、海外に行くのは面白そうという考えはあったのですがそれまでは実際どうやって行くのかはよくわかっていませんでした。

中学3年生の時に進路を決める際、地元の近くの高校にIBコースというものがあると聞いたのが海外の進路を考え出すようになったきっかけです。

 

 

イギリス大学出願の準備


大学出願の準備をし始めたのはIBの最終学年に入った時で、Language Requirementsの証明のためにIELTSを受けるところから始まりました。

IBの先生にお願いしてReference(推薦文)を書いていただいたり、自分でPersonal Statementを書くこともしなければいけませんが、11月にIBの試験を受ける場合は大学出願の締め切りまで時間があるので、本格的に準備をし始めたのはIBの試験が終わった頃でした。

 

 


まずは自分の履修したいリベラルアーツの学科がある大学を探して志望校を絞りました。毎年秋から冬にかけて留学フェアがあり、各大学の人とお話しできる機会もあったのでそれも活用しました。

決め手となったのは高校2年生の冬に実際にイギリスに行って大学の下見をした時でした。リーズやシェフィールドの大学も考えていたのですが、ロンドンの中心部にあるキャンパスを実際に見て本格的にKing’sに行きたいという気持ちが芽生えました。

 

キングスカレッジロンドンまでの通学路

 

 

日本のIB校からのイギリス大学出願


僕は日本の学校に通っていたのでIBの試験は11月に受けました。1月終わりまでに大学に出願して合否を待つ形になります。ただ大学によっては出願締め切りが早くてIBの結果が出るのが間に合わないこともあるので(特にOxfordやCambridgeは締切が早い)、その場合はMock ExamのPredicted Gradeを使って出願することになります。

大学によってオファーの結果をもらう時期はまちまちで、出願して一週間程度でオファーを頂いた大学もある中で、King’sからオファーをもらったのは3月のことでした。オファーをAcceptしてからは大学からCAS Numberというものをもらい、それを使ってStudent Visaを申請することになります。

 

 


11月の終わりにIBの試験が終わり、そこから1月終わりの大学出願締め切りに向けて準備を始めました。時間があるようでないので、やっとIB試験が終わって束の間すぐにPersonal Statementを書き始めないといけないのは少しストレスフルだった記憶があります。IBの勉強と並行するのは大変ですが、出願の準備はもう少し早めに始めても良かったかなと思っています。

 

 

ロンドン大学生のキャンパスライフ


大学は毎日のスケジュールが結構バラバラで、朝9時から午後4時までずっと授業がある日もあれば、午後5時から一コマのみ授業をしておしまいという日もありました。一コマ授業をしてから、次の授業まで数時間空くこともあったりしたんですが、そんな時は学校の図書館や自習室を活用して課題や予習を進めたり、友達と遊んだりしていました。授業が終わったら、Societyで活動したりミーティングをしたりという形になると思います。

 

 


僕は大学の新聞部に入って活動をしていました。音楽が好きなのでエンタメ部で映画や音楽のレビューなどを書いていました。賞を受賞した有名な学生メディアだったこともあり、時にはミュージシャン側からコンサートのレビューをする代わりに無料でチケットを貰ったり、ミュージシャンにインタビューさせていただくこともあって、貴重な体験だったなと思います。

 

学生新聞に記載された記事

 

他にもオーケストラ部で活動したり、日本語教師として大学のJapan Societyで日本語を教えたり、友達と映画祭を企画・運営したりもしました。休みの日は友達とサッカーを見に行ったり、なかなか来日しないミュージシャンのコンサートに行ったりもしました。イギリスの文化が大好きなので本当に楽しかったですね。

 

オーケストラ部のリハーサル

 

ロンドンからは他のヨーロッパの国々へもすぐ行けるので、Reading Weekという学期間にある一週間程度の休み、もしくは夏冬休みを使って色々な国を旅したのもいい思い出です。

 

 

イギリス留学を成功させるコツ


イギリスの大学を卒業すると、Graduate Visaの取得を申請することができ、イギリスに2年間住んで仕事をすることができます。卒業が近づいてきた時に、大学1年目がちょうどコロナ禍だったりしたこともあって3年間学生生活に集中しすぎて社会経験をあまり積むことがなかったなと思ったのがGraduate Visaを取ろうと思ったきっかけです。正式に就職する前にバイトをしたりして社会経験を積みたいなと思いました。

今はレストランでウェイターをしたり家庭教師などでバイトをしているのはもちろん、ロンドンの通りで行われた大きなクリスマスイベントを企画運営もしました。

ロンドンは様々なバックグラウンドを持つ人が集まる場所なだけあって色々な仕事やチャンスが転がっています。これからも様々なことにチャレンジして行く予定です。

 

クリスマスイベントの様子

 

 


イギリスに限らず、行きたい大学が決まったらまずは絶対にそこに行くんだという強い志で勉強や大学の出願準備などに取り組むことが大事だと思います。勉強のモチベーションになることはもちろん、Personal Statementを書くときにより説得力のある文が書けると思います。

僕のIBスコアは行きたい大学のRequirementsに達することができなかったのですが、Unconditional Offerをもらうことができました。今思い返すと、この大学に絶対行きたい!と強い思いで色々取り組んでいたのが実ったのかなと思います。

あとは、人やリソース、頼れるものは全部頼ることも大事だと思います。自分1人ではどうしようもできない時や、分からない問題がある時、迷わず他人の力を頼ったことがIB取得や大学合格に繋がったなと今思い返すと感じます。

 

 


 

モアエデュケーションは「学校選びと出願をお手伝いする留学エージェント」として、また「受験対策をお手伝いするオンライン進学塾」として生徒様の海外大学進学サポートをしています。

 

 

 

King’s College London(キングスカレッジロンドン)

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