A-levelGCSEIB(国際バカロレア)帰国生受験

経済分野の英語学位プログラム【日本の大学6選】卒業まで英語のみでOK

経済分野の英語学位プログラム【日本の大学6選】卒業まで英語のみでOK

 

 

日本の大学の講義は一般的に日本語ですが、近年国際化が進んでいることで、一部の大学・学部では「英語のみで履修・評価・卒業が可能な学士課程(英語学位プログラム)」を設置しています。 

 

これらの英語学位プログラムでは、入学時点での日本語能力を原則として求めず、講義、試験、卒業論文に至るまで、すべて英語で完結する教育体制が整えられています。主な対象は、海外の教育課程を修了した留学生やインターナショナルスクール出身者ですが、条件を満たす日本人学生も出願可能です。  

 

本記事では、「英語のみで経済分野の学士号が取得できる日本国内の大学」をピックアップし、プログラム詳細や入試情報、学費をご紹介!対象分野は、経済学や経営学などで、正式な学士号が授与される英語学位課程に限定しています。  

 

<strong>コンサルタントMaki</strong>
コンサルタントMaki

募集条件、対象専攻、入試方式は受験年度によって変更される可能性があります。最新の受験情報については、各大学の公式募集要項をご確認ください!

 

 

経済の英語学位プログラム① |早稲田大学政治経済学部 

経済の英語学位プログラム① |早稲田大学政治経済学部 
出典: https://www.waseda.jp/fpse/pse/en/applicants/

 

2010年からスタートした早稲田大学政治経済学部の英語学位プログラム。英語による授業履修のみで政治、経済の専門領域を学び、学位取得を目指します。 指導にあたるのは、MIT(マサチューセッツ工科大学)やオックスフォード大学といった、世界トップクラスの大学で博士号を取得した専門家たち。国際的なバックグラウンドを持つ経験豊富な講師陣から、世界水準の専門知識を直接学ぶことができます。

 

 


プログラム詳細 


政治学と経済学がひとつの学部に融合しているのが特徴です。

 

選べる学位
  • B.A. in Political Science(政治学)
  • B.A. in Economics(経済学) 
  • B.A. in Global Political Economy(国際政治経済学) 

 

 


入試情報と学費


︎⚫︎入学時期: 9月(秋学期)の年1回 

  

︎⚫︎一次選考: 書類審査 

  1. Application Form: 志願票  
  2. Certificate of (expected) Graduation: 高等学校の卒業修了証明書(見込み証明書) 
  3. Academic Transcript: 学業成績証明書・国際検定試験/国家統一試験などの成績  
  4. English Proficiency Test Score: 英語資格試験の成績通知表  
  5. Standardized Test Score: 標準化テストの成績評価証明書   
  6. English Essay: 英語小論文  
  7. Letter of Recommendation: 推薦状  

 

︎⚫︎二次選考: オンライン面接(対象者のみ)

 

⚫︎2026年度秋学期分の学費(入学金を含む): 74万5000円 

※入学金および秋学期分の授業料です。学費は学期ごとの分割納入制です。

 

早稲田大学公式ウェブサイト:

English-based Degree Program
Waseda University - School of Political Science and Economics - Official Site A general introduction of our educational ...

 

 

経済の英語学位プログラム② |上智大学: SPSF

経済の英語学位プログラム② |上智大学:SPSF
出典: https://adm.sophia.ac.jp/eng/admissions/#ug_admissions

 

上智大学のSPSF(Sophia Program for Sustainable Future) プログラムは、未来のために地球規模の課題(持続可能性)を包括的に学ぶプログラムです。

 

 


プログラム詳細 


既存の6つの学科が英語コースを提供しているのが特徴で、出願時に以下のいずれかの学科を選びます。 

 

SPSF6つの学科
  • Journalism (新聞学科)
  • Education (教育学科)
  • Sociology (社会学科)
  • Economics (経済学科)
  • Management (経営学科)
  • Global Studies (総合グローバル学科)* 

*総合グローバル学科にはInternational Relations(国際関係論)とArea Studies(地域研究)2つの学位があります

 

6つの学科が密接に連携するプログラムで、学生は自身の専門分野を軸に据えながらも、他学科が提供する授業を自由に組み合わせて履修可能。この「相互履修システム」により、一つの学問にとらわれないボーダーレスな視点が養われます。

 

同じ学科の「日本語コース」の授業も受けられます。 ただし、卒業単位として認められるのは合計24単位までとなります。

 

 


入試情報と学費


⚫︎書類審査

  1. Application Forms: 志願票  
  2. Essay(500 words): エッセイ 
  3. Official Transcripts: 学業成績証明書 
  4. Certificate of Graduation from High school: 高等学校の卒業修了証明書(見込み証明書) 
  5. Standardized Test Scores(SAT/ACT/IB Diploma/GCE A levels): 標準化テストの成績評価証明書 
  6. Proof of English Proficiency(TOEFL/IELTS): 英語資格試験の成績通知表  
  7. Two Letters of Recommendation(use the form provided): 推薦状

 

⚫︎2026年初年度の学費(入学金を含む): 164万4,650円

 

 


経済学部英語特修プログラム


上智大学経済学部の「英語特修プログラム」は、日本語コースの学生が、経済・経営の専門科目を英語で学ぶためのステップアップ・プログラムです。

 

1年次に日本語で専門の基礎を固めた後、2年次から本格的に英語での講義に参加し、国際的な発信力や思考力を磨きます。卒業時には「プログラム修了証」が授与されるため、日本語で深く考えつつ、英語でも専門知識を扱えることを強みとして証明できます。日本語コースの豊富な科目数と、英語での実践的な学びを両立させたい学生に最適な制度です。

 

上智大学公式ウェブサイト:

Sophia Program for Sustainable Futures (SPSF) | Sophia University
Sophia University (Jochi Daigaku) is the oldest Catholic university in Japan, located in the heart of Tokyo. Its educati...

 

 

経済の英語学位プログラム③ |慶應義塾大学: 経済学部(PEARL) 

経済の英語学位プログラム③ |慶應義塾大学: 経済学部(PEARL) 
出典: https://www.econ.keio.ac.jp/undergraduate/undergraduate-overview

 

慶應義塾大学のPEARL(Programme in Economics for Alliances, Research and Leadership)は、「未来をデザインする力」の育成を掲げる4年間の英語学位プログラムです。経済知識の習得にとどまらず、自立した思考やリーダーシップ、ガバナンスの精神を養う世界水準のリベラルアーツと高度な経済学を英語で学びます。

 

 


プログラム詳細 


1・2年次(日吉キャンパス): リベラルアーツと経済学の必修科目を中心とし、基礎を固めていきます。

 

3・4年次(三田キャンパス): 専門領域から自分の関心に合わせて高度な内容を学びます。以下の10カテゴリーに分類される専門科目から選択履修します。

 

  1. 経済理論
  2. 計量経済学・統計学
  3. 経済思想史
  4. 経済史
  5. 労働・産業経済学
  6. 経済政策・財政
  7. 現代経済体制
  8. 国際経済学
  9. 環境・都市経済学
  10. 経済と社会

 

 


入試情報と学費


⚫︎入学時期: 9月(秋学期) 
 

⚫︎書類審査

  1. Academic Background and Brief Self Introduction: 学歴と自己紹介
  2. Standardized Test Scores: 標準化テストの成績評価証明書 
  3. TOEFL iBT and/or IELTS Academic Module Scores: 英語資格試験の成績通知表  
  4. Written Statement of the application’s academic and future goals: 志願者の学術的および将来の目標に関する記述書
  5. Two-minute Video: 2分間のビデオ
  6. Letters of Reference: 推薦状 
  7. High school graduation Certicate: 高等学校の卒業修了証明書(見込み証明書) 
  8. High School Academic Transcripts: 学業成績証明書 

 

⚫︎2026年度の年間学費: 約147万円

 

慶應義塾大学公式ウェブサイト:

https://www.econ.keio.ac.jp/undergraduate/pearl

 

 

経済の英語学位プログラム④立教大学: 経営学部国際経営学科(BBL)

経済の英語学位プログラム④| 立教大学: 経営学部国際経営学科(BBL)
出典: https://www.rikkyo.ac.jp/campuslife/facilities/ikebukuro/

 

立教大学の経営学部国際経営学科(BBL: バイリンガル・ビジネスリーダー・プログラム)では、国際経営学を英語で学ぶことで、国際ビジネス向けの英語の習得を目指します。それだけではなく、実際に企業がかかえるビジネス課題に取り組むことで、グローバルビジネス人材として成長できる特徴があります。

 

 


プログラム詳細 


1年次には、海外の協定大学で約3週間の留学を行い、英語の基礎力を高めながら、データ分析やレポート作成、プレゼンテーションなど、英語で経営学を学ぶためのスキルを身につけます。

 

2年次には、リサーチ結果を論文としてまとめるライティング力や正しい引用方法を学び、グループプロジェクトやプレゼンテーションを通して学術的な能力を高めます。さらに、ビジネス英語を学び、国際経営に関する専門語彙やビジネス文書の理解力、英語での提案力も養います。

 

3〜4年次には、企業が出すビジネス課題に多国籍チームで取り組み、英語でプレゼンテーションを行うことで、実社会で活躍できるグローバルな力を身につけます。

 

 


入試情報(経営学部・帰国生入試)と学費


⚫︎一次選考: 書類審査 

  1. 入学志願票 
  2. 志望理由書 
  3. 小論文 
  4. 調査票 
  5. 証明書類 

 

出願資格として、以下のいずれかの成績が必要です。 

  • ケンブリッジ英語検定スコア160点以上 
  • 実用英語技能検定スコア2,300点以上 
  • GTECスコア1.180点以上 
  • IELTS(Academic Module)オーバーオール・バンド・スコア5.5以上 
  • TEAPスコア309点以上 
  • TEAP CBTスコア600点以上 
  • TOEFL IBTスコア72点以上
  • TOEIC L&Rのスコアと2.5倍したTOEIC S&Wのスコアとを合算したスコア1,560点以上(IPテスト不可) 

参考: https://www.rikkyo.ac.jp/admissions/undergraduate/returnee.html

 

⚫︎二次選考: 面接

 

【注意】入試の使用言語について

立教大学の帰国生入試は、他大学の英語学位プログラムと異なり、募集要項に「English Essay」等の指定がない場合、小論文や面接は日本語で実施される可能性があります。卒業まで英語のみで完結するコースであっても、入試段階では日本語の論理的思考力や対話力が評価対象となる場合があるため、必ず最新の要項で試験言語を確認してください。

 

⚫︎初年度の学費(入学金含む): 141万4,500円

※海外留学プログラムへの参加には追加費用がかかります

 

大学公式ウェブサイト:

BBL/バイリンガル・ビジネスリーダー・プログラム[国際経営学科コアカリキュラム] | 立教大学 経営学部 / 大学院経営学研究科公式サイト
立教大学経営学部/大学院経営学研究科 公式サイト

 

 

経済の英語学位プログラム⑤法政大学: グローバル経済学(IGESS) 

経済の英語学位プログラム⑤ |法政大学: グローバル経済学(IGESS) 
出典: https://nyushi.hosei.ac.jp/

 

法政大学IGESS(グローバル経済社会研究所)の英語学位プログラムです。2018年の開設以降、リベラルアーツ(教養科目)や専門科目のすべての講義を英語で提供しており、経済学の学士号を授与しています。定員はわずか30名と少人数制なので、講師や他の学生と密に関わっていける環境があります。

 

 


プログラム詳細 


カリキュラムは以下のような流れになっています。

  • 前半: アカデミックスキル、リベラルアーツ(人文・社会・自然科学等)を中心に、基礎を固めます。
  • 後半: 経済理論、グローバル経済、グローバルビジネスなどの専門コースへ進みます。他学部(社会学部、現代福祉学部、スポーツ健康学部)の科目も履修可能です。
  • 集大成: ゼミ形式の指導を受けながら、最終的に卒業論文(Honors Thesis)を執筆します。

  

  


入試情報と学費


⚫︎書類審査 

  1. Application form: 志願票 
  2. Enrollment request form: 申請書
  3. Photo: 顔写真
  4. Certificate of (expected) Graduation: 高等学校の卒業修了証明書(見込み証明書) 
  5. Academic Transcript: 学業成績証明書 
  1. Certificate concerning qualification for admission to college: 大学入学資格に関する証明書
  2. 2 Letter of Recommendation: 推薦状2通  
  1. Passport: パスポート 
  2. Documents showing English language proficiency: 英語資格試験の成績通知表 
  3. Statement of Purpose: 志望動機書
  4. Self-introduction video: 自己紹介ビデオ

 

⚫︎1年目の学費(入学金含む): 145万円

 

大学公式ウェブサイト:

IGESS - Institute for Global Economics and Social Sciences | Hosei University

 

 

経済の英語学位プログラム⑥ 番外編|国際基督教大学(ICU): リベラルアーツ英語プログラム

経済の英語学位プログラム⑥ 番外編|国際基督教大学(ICU): リベラルアーツ英語プログラム
出典: https://www.icu.ac.jp/academics/undergraduate/ela/

 

※リベラルアーツの中で経済学をメジャー(専攻)として選択できるため、併せてご紹介します。

 

国際基督教大学(ICU)は、全学的にリベラルアーツ教育を柱とする大学です。1年間の「リベラルアーツ英語プログラム(ELA: English for Liberal Arts Program)」は、英語での大学教育にスムーズに適応していくための導入教育プログラムです。

 

 


プログラム詳細


ELAは主に日本語を母語とする学生を対象とし、1年次の大半で集中的に英語での思考力・表現力・学術的スキルを鍛えていきます。英語力によって分けられる4つの課程(Stream1〜4)があり、それぞれは約20名の少人数制クラス(セクション)で、週4〜11コマの授業があります。

 

 


入試情報(4月入学帰国生向け)と学費


選考では、高い日本語力を持ちながら、海外での経験をリベラルアーツ教育にどう繋げられるかを見られます。英語能力試験の成績により英語力を評価すると同時に、日本語での書類選考と面接で思考力・分析力・主体性が総合的に判断されます。

 

⚫︎一次選考: 書類審査 

  1. 入学願書
  2. 高等学校の卒業修了証明書(見込み証明書)
  3. 学業成績証明書・国際検定試験/国家統一試験などの成績 
  4. School Profile
  5. 外国の教育制度の在学期間証明書 
  6. 英語の能力を証明する書類 
  7. 推薦状2通 

 

ICUの2026年度入学試験要項では、学生に求める資質を以下のように掲げています。

 

1 .文系・理系にとらわれない広い領域への知的好奇心と創造力
2 .的確な判断力と論理的で批判的な思考力
3 .多様な文化的背景を持つ人々との対話ができるグローバルなコミュニケーション能力
4 .主体的に問題を発見し、果敢に問題を解決してゆく強靱な精神力と実行力

出典: 国際基督教大学教養学部 2026年度入学試験要項 総合型選抜〈4月入学〉帰国生

 

⚫︎二次選考: 日本語のオンライン面接 

 

⚫︎2026年度の学費(入学金・施設費含む): 182万1000円

 

※2026年度の詳細は公式発表を必ずご確認ください

 

大学公式ウェブサイト: 

リベラルアーツ英語プログラム|リベラルアーツ英語プログラム|国際基督教大学(ICU)
ICUの学び、リベラルアーツとは、あなたが手に入れる知識の何かではありません。新しい知識を得る、そのあなた自身が成長し変貌することです。ICUの4年間で、あなたは新たな自分を創造し、他者を発見します。このわくわくする体験を与えてくれるのが、...

 

 

英語学位プログラム出願の注意点と合格の鍵

✅① 書類準備は早期に開始する 

推薦状や成績証明書は、海外校では発行に時間を要することが多く、出願締切から逆算した計画的準備が必須です。 

 

✅② 標準化テスト・英語力は合否を左右する 

多くのプログラムでは、成績・英語スコアともに高水準が求められます。最低基準を満たすだけでなく、学術的に英語で学ぶ能力が評価されます。 

 

✅③ 志望理由は一貫性と具体性が重要 

・これまでの学習・活動経験 

・志望分野への関心形成の過程 

・なぜ「その大学・そのプログラム」なのか 

を論理的かつ具体的に説明できることが不可欠です。 

 

✅④ 出願資格・対象教育課程の確認 

「英語のみ」の学位課程であっても、出願資格は大学ごとに大きく異なります。教育課程区分(海外校・IB等)の確認は必須です。 

 

✅⑤学術的内容の英語での説明力 

専攻分野の基礎理解や将来の学修計画 を自分の言葉で説明できるまで練習しましょう。 

 

 

国際カリキュラムの成績を武器に英語学位プログラムに挑戦しよう!

日本や海外のインターナショナルスクール、現地校に通い英語で教育を受けてきた方にとって、日本でも「英語のみ」で学べる大学のコースはとても貴重ですよね。そのぶん競争も激しく早めの準備が大切です!

 

まず第一は、高校のカリキュラム(A-level, IB, APなど)で良い成績を取ること!モアエデュケーションでは、海外トップ大学出身の講師による「国際カリキュラムや英語力強化のオンライン個別指導」を行っています。学習や出願でお困りの方は、ぜひお気軽にご相談くださいね。

 

この記事を書いた人
Haruna(O)

語学留学をきっかけに渡英し、就労ビザの取得や結婚を経て、イギリスに移住して約20年。長年の在住経験を活かし、現地ならではの有益な情報をお届けします!